いらっしゃいませ〜
あら先生お久しぶり。
こないだの国会中継で先生映ってましたよ。
新しいプロジェクトがあるんですって。
でも忙しくてもちゃんと来てくれるから嬉しいわ♪
女将…
実は相談があって来たんだ。
ええ!
いくら先生の頼みでも駄目ですよ。
こんな小さな料亭でも
うちの板さんは超一流なんですから。
そんな庶民的な物作らせられないわ。
頼むよ女将〜;
板さんちょっとお願いが…
ええ!
お願いよ。
板さん。
女将のお願いなら。
こんな所にこんな料亭があったとはね。
なかなかいい店じゃないか。
なるほどね。
君のプロジェクトを成功させる為には
私の政党の後押しが必要なわけか…
でもねぇ君。
動くとなるとやっぱり必要な物が…。
つねきち先生。
残念ながら国民の血税をバラまくわけにはいきません。
カッコー
ーーーン
その代わり、別の物を用意しました。
女将!
これは!この油揚げの味は!
板前を連れて来て下さい。
君、この油揚げはどこで覚えた。
はい、つねきち先生の故郷へ行って勉強して来ました。
君は一流の料理人なのに、
よく私の為にきつねうどんを作ってくれた。
君にも礼を言おう。
我が政党も君の政党に協力するよう努めよう。
良かった。
女将のお陰だよ。
そんな事ないわ。
先生の力よ。
それからつねきち先生は
度々きつねうどんを食べに来る様になりました。
ありがとう。板さん。